【 2024年 】アクアリストの99%が油断する水槽立上重要ポイント

初めましてこけ楽の中の人です。

今回は【 2024年 】アクアリストの99%が油断する水槽立上重要ポイント最新情報をご紹介します。

 

【はじめに】

このブログを見ている人の殆どの人がアクアリウムに関する最新の情報やノウハウを知りたくて見つけたのだと思います。

私を含めてアクアリストにとってあらゆる正しいアクアリウムの最新情報は、知識やノウハウをたかめるだけでなく大切なお魚、水草、あらゆる生体の命を守る為にプラスになりますよね。

今回は水槽立ち上げ前にこれをやっていないとこうなってしまう、意外と油断してあまり皆様がスルーしてしまうポイントがありますのでその詳細と対策をご紹介したいと思います。

完璧に理にかなった内容になっていますのでベテランアクアリストやペットショップ、アクアリウムショップの方々は勿論、アクアリウム初心者、熱帯魚、海水魚は爬虫類やテラリウム愛好家の方、水槽新規立ち上げだけでなくリセットをお考えの方に必ずお役に立ちます。是非最後までご覧になっていただければ幸いです。

私、こけ楽の中の人は40年近くエレクトロニクス部品と電子機器洗浄関連部材、ここ10年は水性完全無機親水性防汚コート剤を扱っています。 

また、50年来のアクアリストでもあります。(年がばれますね。)

つまり、電気と洗浄と防汚のプロです。 他にはネットビジネスのコンサルティングやネットショップの運営なんかもやっています。スマホケースとかめちゃ安いですよ!

では、まずはアクアリウム水槽立上の流れ、をおさらいしてみましょう。

ベテランアクアリストの方は軽く読み飛ばしてくださってかまいません。

 

【 水槽立ち上げの流れ 】 

1,適切な水槽とアクセサリー選び 

水槽立ち上げ時にまず大切なことは、自分のニーズに合った水槽を選ぶことです。

スペースの広さ、飼育する魚の種類、メンテナンスにさける時間や労力などを考慮した上で、決定してください。

建築基準法も参考にして水槽を設置する部屋がその水槽の重量に耐えられるものなのか確認の上で水槽を選択することも忘れてはいけません。

現在の建築基準法では

「普通の住宅の床の耐荷重は1平米あたり180kg」となっており、180kgを超えたものを置いた場合の床の強度は一般的に保証されていません。

120cm水槽は水槽だけでおよそ60kg、水槽に入れられる水の量は340kgですので、そこへ生体・流木や岩・床材を入れ水槽台も必要となりますのでその重さもプラスされます。

もちろん部屋の大きさによって耐荷重は変わりますので水槽の大きさ(部屋にはいるかどうかも検討しましょう)のあわせしっかりとチェックしてから購入しましょう。

あなたが適切な水槽のサイズを選択したら、それはアクセサリーを準備します。

フィルター、ヒーター、温度計、エアポンプ、ストーン、バブルウォール、底床(砂利や砂)、装飾品(植物や石)、照明装置、ウォーターコンディショナー、テストキット、餌、ネットなどが必要です。

底床についてはソイルや大磯沙、PHやGHを考慮して生体に合ったものを選ぶ必要があります。

また、フィルターは水槽に対して容量的に「1ランク上」のものを選ぶこと、メンテナンスが楽なものを選ぶこともポイントとなります。

 

2,生体を迎えるための準備 

魚やその他の生き物を入れる前に、少なくとも2週間は生き物を入れずに置きます。

生物濾過フィルターで水を循環させ、アンモニア濃度を低く保ち、十分なろ過を行うために必要なバクテリアが環境に形成されていることを確認します。

また、この間はクリーナーなどの化学物質を使用しないことが重要です。化学物質は水槽内の窒素循環を乱し、魚の死につながる可能性があります。

 

【 水槽の洗浄について油断していませんか? 】

さて、ここまでは昨年までの一般的な水槽立ち上げルーチンです。

耳にタコの方も多いかもしれませんし、なるほど、と思われる方もいらっしゃるでしょう。

ここまでご覧になっていただいて、大切なことを飛ばしてしまっていることにお気づきの方もいらっしゃるかもしれません。

水槽を手に入れたとき、購入した時、リセットした水槽を用意した時、人から譲り受けたとき、最初にすべきことがあります。

これをきちんとしていないと文字通り「とりかえしのつかないこと」になります。

1,親水と撥水 その防汚特性

少し基本的な、しかし皆様が正確にわかっているかといえばそうでもないことのお話をしましょう。

親水性と撥水性の話です。 撥水はわかるけど親水ってあまり聞いたことないかもしれません。

例えばガラスの上に水を落とした時にその接触角度が50度以下であれば「 親水 」90度以上を「 撥水 」である、といいます。

動画の水槽の右側は特殊な加工をして親水性状態にしたもの左側は購入後しばらくして若干撥水気味になってしまったものです。 それぞれにスプレーボトルで水をふきかけてみました。

撥水状態のものは水をはじき親水状態のものは水をはじかずひろがり、視界がよくなっています。

これを水槽の内側で同じように加工して、新鮮な水を勢いよくいれるとどうなるかわかりますか?

撥水状態のものは細かな泡がガラスにはりついてなかなかとれません。 対して親水状態のものは泡はほとんどつきません。 実は汚れについても同じことがおこるのです。

一般的には撥水状態の方が親水状態よりも防汚効果があると思われていますが、それは大きな誤解です。 飛行機や列車、監視カメラのカバーガラス、ロケットに至るまで激しい汚れや雨風にさらされているところには全て親水加工がされています。

防汚性能の順でいうと、 親水 > どちらでもない > 撥水

撥水状態はむしろ汚れが付きやすい状態なのです。 また、汚れが汚れを呼び、堆積させてしまいます

ただし撥水は防水効果がある場合、例えば衣服等汚れが染み込むのを防ぐ効果はあります。

車の場合は水玉がコロコロころがるのが流行りですのでまだ撥水加工が主流ですが、高級コーティング加工の最上位クラスは親水加工となっています。 

 

2,撥水化を防ぐには

親水でも撥水でもどちらでもない状態のガラスやアクリル、プラスチックはそれなりに防汚性能があります。撥水状態になってしまうと撥水化はどんどん進行します。

撥水状態になった、つまり油がついたような状態のガラスコップを私たちは洗剤を使って洗いますよね。

撥水はよごれを進行させ、しっかり磨いたガラスは汚れがつきにくくなることを知っているからです。 

汚れの付き方にはいろいろなパターンがあります。その基材にもよりますし、その過程でいろいろなワーストケースもあります。

基材と汚れが化学反応をおこしてしまう場合、汚れが固く結晶化してしまう場合、そんな場合は「研磨」が必要となります。

アクリル等は簡単には研磨できませんので専用の研磨剤が必要となるでしょう。 研磨剤に使われている粒子の硬度や番目をしっかりと選ぶ必要があります。

アクアリウムの場合、研磨剤が残留して水質に影響がでてはいけませんので使用した場合でもしっかりと洗浄を行わないといけません。

 

3,洗剤と水道水は使えない

そこまで書いておいてこのタイトルにはドキッとされた方も多いかと思います。

でも車の洗車は蒸留水を使うことも車に詳しい方はご存じですし、多くのプロのアクアリストは洗剤は使いません

水道水は塩素が乾いたときに結晶化してしまうからですね。

新品の水槽の場合は洗浄能力の高いマイクロファイバークロス、あるいは電子部品洗浄用の高密度の不織布等製造工程上で付着した油脂を綺麗に除去しないといけません。

リセット後の水槽は汚れ除去後に研磨から始める必要があるでしょう。 

指から出る油脂も撥水化の原因になりますからあなどってはいけません。

 

【 水槽がジャンクになるかどうかは最初の洗浄次第 】

撥水は進行します。 そして汚れは堆積します。 

最初の処理やメンテナンスを間違えると水槽はジャンクになります。

これは某ネット上での中古品販売サイトでの出品ですが、6000円での販売希望となっています。引き取りでの受け渡し条件です。

白っぽい汚れが全体についています。 水面に当たるところなどはくっきり、です。

そこそこの大きさ(高さ45センチ)がありますので、ガラスさえ綺麗であればコーキングしたりして再利用できそうですが・・・ジャンクですね。 2000円でも買い手はつかないでしょう。

透明度が低く、汚れや悪い菌の温床となる水槽は水質にも大きな影響を与えます。 水質についてのウンチクは別ブログでお話しするとして、水槽内の水が接する面の殆どがガラス / アクリル面であることから容易にそれは想像がつくと思います。

汚れやコケの堆積した自然界に存在しない巨大な細菌の畑、それは低床だけでなく水槽全体なのです。

 

1,恐ろしいイオンデポジットとウォータースポット

無機と有機

水槽のコケをはじめとする汚れ、そして恐ろしいイオンデポジットとウォータースポットについてより多くを知るためには無機有機に対する理解が必要です。

ガラスは無機物アクリルとプラスチックは有機物です。

炭素が原子結合に含まれない物質が無機物有機物は逆に炭素が含まれている物質です。

単純にイメージ的に言い表すとすれば、「水が無機、油が有機」です

「水と油」という言葉があるように無機と有機はくっつきにくい、逆に言うと無機と無機、有機と有機、はくっつきやすい、つまり分子間で結合しやすいのです。

イオンデポジットとウォータースポット

塩素やカルシウム等ミネラル(無機物)が水に溶けてイオン化していたものが結晶化し堆積してしまうのが「イオンデポジット」です。本来有機物の上で硬化したものであれば薬剤等でとれるのですがガラスとカルキは無機と無機なので相性が良くてかなり強固にくっついてしまいます 。

また、アクリルやプラスチック等有機物は「ウォータースポット」というもっと厄介な汚れ問題があります。

水槽内の有機物ある「汚れ」が有機物であるアクリルやプラスチックと結合して、ガラス・アクリルやプラスチックの上で固く固まってしまう、という現象なのです。

一見ただの「水垢」の正体はイオンデポジットやウォータースポットになりえるのです。

イオンデポジットとウォータースポットはあなたの大切な水槽をリユース不可にしてしまうのです。

ガラスは無機ですので有機物とくっつかないように思われますが、ガラスの表面についた油脂は有機物ですので、他の有機物、例えばコケをはじめとする汚れ全般とあっという間にくっついてしまいます。 ですから、最初にしっかりと汚れを除去 / 脱脂 しないといけません。

また、無機物であっても表面に微細なデコボコがあり汚れが入り込みやすい状態であれば、有機物、すわなち汚れやコケがくっつきやすくなります。

汚れが汚れを呼び、撥水化はどんどん進行します。

また水槽内部面積の殆どを占めるガラス/アクリル面の汚濁は水質悪化を進行させ、生体や水草の健康を阻害します。

撥水化を抑え、防汚し続けるのにはリセットして徹底的に洗浄し続けないといけないのでしょうか?

しかも水道水は使えないので蒸留水で????

2,継続して防汚するためにできること

太陽光パネルカバーガラスの場合

自己紹介でもふれましたが私はエレクトロニクスと洗浄と防汚のプロです。

当社は太陽光パネルの防汚コーティングに至ってはパネル数万枚におよぶ施工実績があり、そのコーティング方法は国内の太陽光パネルのトップシェアとなっています。 はっきり言って他にない、とも言えます。

少し太陽光パネルのカバーガラスの話をします。

自然の雨、降雨によってずっと埃や花粉、黄砂、雪、鳥の糞、火山灰等々あらゆる汚れから守るのがカバーガラスの役割です。

数%の発電効率の増減はパワコンやソーラーパネルの性能だけでなくカバーガラスの特性に負うものも多いのです。

  • そのカバーガラスはずっと透明度を保たないといけません。
  • 太陽の光を最大限に取り込み
  • 汚れを寄せ付けず
  • 反射を抑え
  • 温度を上げず(ソーラーセルは温度上昇すると発電量が低下します)、
  • そしてほとんどメンテナンスせずに20年あまりずっと発電を続けることができるものである必要があるのです。
  • また、保証期間終了後も、廃棄処分せずにできればリユースできる品質を保たないといけません。
  • メンテナンスが楽てあることも大切です。

また、環境破壊はご法度ですので洗剤も使えません。

ガラスの材質にしても透明度を上げて少しでも太陽光を取り込むために私たちが普段目にするような青みがかったものではなく、完全に透明です。 

少しでも低い温度で製造した方が製造コストを抑えることができるので一般用途では鉄分を混入させ、それが青みがかった色となるのですが、金属が入ると温度上昇がしやすくなることもあり、カバーグラスには使用していないのです。

ソーラー電池やパワーコントローラーの効率だけでなくここでもガラスのパフォーマンスが非常に重要になっているんですね。

 

水性完全無機親水性防汚コーティング剤という選択

太陽光パネルカバーガラスには水性完全無機親水性防汚コーティング剤が防汚対策として主に採用されています。 それ以外は 純水で定期的に洗浄するしか方法がありません。

アクアリウム用途としてはどのような条件が必要なのでしょうか?

  1. ずっと透明じゃないといけない
    熱や水質の影響があっても変色しないこと 細かなヒビがはいってもいけない
  2. あらゆる生体、お魚、エビ、水草、バクテリア、コケに影響がないこと
  3. 環境負荷物質が含まれていてはいけない、他のアクアリウム用薬剤と反応してはいけない
  4. コーティングすることによって光量や反射、屈折、光波長に悪い影響がでてはいけない
  5. 効果が長持ちしないといけない 
  6. 摩擦につよくないといけない(メラミンスポンジやスクレーパーでも大丈夫)
  7. 屋内で作業可能でないといけない(揮発性物質なし)
  8. 施工が簡単でないといけない DIYの範囲で。
  9. 再塗布が可能でないといけない
  10. 高価ではいけない 少量で可能でないといけない
  11. 保存できないといけない
  12. できれば日本製がいい
  13. 実績やエビデンスがあるほうがいい

    3,洗浄+α が水槽のジャンク化を防ぎ、コケ・汚れ掃除を楽にする

    2022年3月に製造開始された「こけ楽」はこれらの水性完全無機親水性コーティング剤をアクアリウム水槽用にアレンジしたものでガラス水槽にもアクリル・プラスチック水槽にも使用できるようにしたものです。

    水性完全無機親水性タイプの実績 】

    上記超薄膜水性完全無機親水性コーティング剤は実はすでに皆様ご存じの用途でも採用されていました。

    例えば全国の航空管制塔の監視カメラ前面ガラス、これは環境が厳しく設置場所の問題から一度施工すると何度もメンテナンスをすることができない用途です。常に透明度を保たないといけません。

    他にも新幹線車両やホテルや旅館の浴場のガラスがありますが、私自身が携わったもので最もわかりやすいものが太陽光パネルのカバーガラスの防汚用途です。

    一度設置してしまうとその洗浄には莫大なコストがかかります。ガラスの洗浄には通常水道水は使えません。洗剤も土壌を汚染しますので使えません。降雨によってなにもしなくても透明度を保たないといけないのです。詳細はまた別の動画でご説明いたしますが、防汚コーティング剤を施工することによりむしろ発電量が増加するのがこのコーティング剤の特徴です。

    航空機やロケット、競技用ボート等では汚れだけでなく摩擦を軽減することが目的となり

    1.           強固で変質しない

    2.           環境破壊物質が含まれない 

    理由も相まって、超薄膜完全無機親水性コーティング剤が採用されるようになりました。

     

    【防汚コーティングをするべき理由】

    ガラスやアクリル・プラスチックは汚れます。

    また、コケは生えます。

    水質管理や光量管理、生体の活用でコケを無くすことはできますが、

    イオンデポジットやウォータースポットはジワジワと水槽をむしばんでいきます。

    水槽面が傷むと、コケはさらにひどくなります。

    水槽メーカーも話を聞いてみると本音は3~4年で水槽を買い換えてほしいかもしれませんが、それよりもコケまみれになったり掃除方法を間違って水漏れしたりして自社の評判を落としたくない方が優先するようです。

    ガラスやエアーチューブ、ヒーターカバー、ポンプやフィルター、水槽の外側(水拭きするだけで汚れがおちるようになり、静電気対策にもなります)に防汚加工しておけば残りは殆ど自然の摂理と共にアクアリウムを楽しめます。

    適度な水流が循環しており、コケ取り生体がいる場合、コケは付着する間もなくフィルターに吸い込まれたりコケ取り生体のおなかの中に入っていくことになります。

    ウイローモス等残しておきたい、むしろ増やしたいコケは日当たりも良くなり生き生きと成長します。

    【こけ楽の特徴】

    1. 親水膜で表面を防御・汚れを水流等で簡単に除去
    2. 安全で生体に無害・環境に優しい
    3. 紫外線・熱による変色劣化なし 摩擦にも強い
    4. 高透明度・非反射性・高集光性
    5. 日本製 日米特許取得済み 超微細素材

    【仕組み】

    ガラス表面に数ナノメートルの無数の突起を形成することにより強い親水性を持ち、汚れやコケが密着できず水流によるセルフクリーニングが可能となります。

    ガラス面とは水素結合、アクリル・プラスチック面とはアンカー効果で強い密着性を持ちます。

    【使用方法】

    1,水槽の汚れを除去後、眼鏡拭きのようなマイクロファイバークロス(平織)や専用の不織布/パッド(研磨面)を使用してガラス表面をきれいにします

    2,こけ楽をマイクロファイバークロスや専用パッド(塗布面)で摩擦がかかるように少し力をいれて擦り込むようにガラス面に広げます

    3,ムラになった部分をたっぷり水を含ませたクロスでふき取り、作業完了

    4,スプレーボトルで水を吹きかけて水玉ができずにサッと広がれば(親水状態)完成! (やりなおしもできます)

    【注意事項】

    汚れ除去と塗布がポイントです。

    ガラスの場合は汚れ水素結合を実現するためにメラミンスポンジ等で汚れ・コケをしっかりと落とし不織布等で拭き取った後にとことんガラスをむき出しにするために研磨後にマイクロファイバーグラスで摩擦をおこすようにして擦り込みます。

    ルーターにウールバフを取り付けて擦り込むのも効果的です。

    ただし、ガラスの接合部、シリコンコーキング部分は手掛けであまり力をいれないように擦り込んでください。

    アクリルの場合は表面の微細なホールにアンカー結合でコーティング剤をロックさせますので研磨はかけずにしっかりと圧をかけてマイクロファイバークロスかルーターバフ付きにて擦り込んでください。

     

    【塗布後にどうなるか】

    基材と水の接触角度が10度以下の超親水と呼ばれる状態になり ます。

    親水性を強くすることで、汚れと基材の密着力よりも、水と基材の密着力の方 が強くなり、水によって汚れが洗浄できるセルフクリーニング効果が生まれます。

    有機性の汚れ・コケ、無機性の汚れの両方に効果があります。

     

    【視覚効果】

    こけ楽の屈折率 ( 1.45 ) はガラス ( 1.52 ) よりも低く水 ( 1.33 ) に近いものです。両面塗布することによりより水にちかくなり水槽内部が自然に見えます。

    また、コーティングすることにより、反射率はなんと3%低減、透過率も0.5~1%も向上されます。お手軽にお持ちの水槽が高級な「高透過ガラス水槽」に変身します。

    水槽内に取り入れる光量が増加することにより明るく見えるだけでなく生体の生育にもプラスの影響を与えます。 特に光波長700nmあたりが向上しますので水草・メダカ類には好影響となります。 水槽内から外に向かっての光も効率よく届くのでコントラストも向上します。

    反射の低減により水槽外が明るい場合にも見やすくなります。撮影も楽になり、「映える」ショットが今までより広い角度で撮影できます。

    波長域別透過率
     

    【多くのエビデンス】

    日米特許取得の水性完全無機親水性コート剤の最上位モデルをそのままアクアリウム用途に適用したものが「こけ楽」です。

    安全性も折り紙付きで炭素や環境破壊物質を一切含まない所からも著名な雑誌や業界で多く受賞しています。

    化学物質等安全データシート(MSDS)、揮発性有機化合物データ(VOC)、LD50(半数致死量データ)、不燃試験データ等々、皆さまのアクアリウムライフを安全なものにするには充分はエビデンスがそろっています。

    アクアリストは皆大切なお魚の為には品質と安全性を重視します

     

    【製品ラインナップ】

    こけ楽には60センチ水槽用、90センチ水槽用、120センチ水槽用、

    の3種類があります。

    アマゾン・ヤフーショッピング、Qoo10等々で発売していますが、販売店では実際にこけ楽を施工した水槽と元気な生体を見ることができます。ぜひ、ピカピカの水槽をごらんになって使い方も伝授いただいてそちらでもご購入いただければと思います。

    【まとめ】

    水槽立ち上げ前に防汚コーティングをしておくと水槽の寿命いっぱいまで(水漏れがはじまるまで)その輝きを保つことができます。

    転売をお考えの方にも理想的だと思います。

    こけ楽はコケ掃除をラクにする防汚剤です。また、コケを駆除するものではありません。

    だからこそ水質変化の心配をしなくていいし、生体に影響をあたえないものです。

     

    鏡面加工した水槽等は水素結合させるために若干のテクニック(ルーターや研磨シートを使う等)が必要となることがありますがそれほど難しいことではありません。何度も重ね塗りができますので手掛けでもいいのですがやってみる価値はあります。 

    職人の域に達する事ができればなじみのお寿司屋さんのいけすにも施工してあげてください。もちろん無害です。(エビデンスあり)

     

    【 最後に 】

    水槽立ち上げ時の悩みや疑問点、沢山あると思います。

    水槽を洗剤で洗っていいのだろうか、とか傷をつけずにコケ取りしていいのだろうか、とかありますよね。洗剤で洗うのは怖いし、コケ取りを強いクスリで溶かすとか、私なら嫌です。

    コケ取り剤、コケ防止剤は沢山発売されています。「生体にやさしい」と書いてあっても殆ど(私の知る限りすべて)注意書きで**には使用しないでください、等々書いてあります。ましてやバクテリアにも無害、などありえませんでした。

    かと言って水道水で洗うな、とまで言われると敷居が高くなってしまうことも確かです。

    ちなみにご紹介させていただいたコーティング剤で施工前後は水道水で洗浄してもイオン反応しませんので大丈夫です。

    水草や砂に付いたコケはその葉っぱごと取っちゃうか生体に任せるかして自然の摂理に任せるのがいいと私は思っています。綺麗好きな方は多分生えないように水質管理しちゃいますね。

    ネーチャーアクアリウム、いい言葉です。大賛成です。自然に存在しないのが水槽ですから、その水流を再現するためにフィルターや水替えが存在し、そのガラスやアクリルの「壁」を無くすために無機親水性コーティング剤があると思います。

    水槽自体を汚れにくく、より「水そのもの」に近づける、その発想を最新技術が可能にしています。

    ちょっとしたDIYになりますが昨年発売開始後あまり営業活動はしていないのにかかわらず、いつの間にか「いままではコケを無くそうとコケ取り薬剤を使うとすぐ落ちていた(生体が死んでしまう)」シュリンプ愛好家様やブリーダー様御用達となり、このブログを書くずいぶん前から水槽立ち上げ前のルーチンになっているようです。

    製品に関するご質問はお気軽にお問い合わせください。

     

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    製造販売元 合同会社マイカイ

     

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